なの花の道で春を満喫

菜の花は、一株一株は小さな花ですが、一面に広がる菜の花畑の黄色いジュウタンは、その独特の香りと壮観な景色から、春の風物詩といわれます。福岡県内で菜の花といえば、筑後川河川、海の中道海浜公園、のこのしまアイランドパーク、道の駅原鶴「ファームステーションバサロ」、西郷川公園などが有名ですが古賀市筵内(むしろうち)に穴場スポットがあることをご存知ですか?

古賀市筵内「なの花の道」の歴史

県内でも様々な場所で観光資源として活用されている菜の花畑ですが、実は県内でもトップクラスの規模を誇るといわれるのが古賀市筵内の「なの花の道」です。「なの花の道」という名前のとおり、あたり一面に菜の花が咲き誇り、菜の花で道ができているような景色が楽しめます。

この筵内の「なの花の道」で、例年3月下旬に開催されてきたのが「筵内なの花まつり」です。「筵内なの花まつり」は、「昔、筵内は、なたね油の産地であり、菜の花が咲く頃は、一面黄色いジュウタンを敷きつめたような、美しい光景が広がっていた」、「もう一度、あの黄色いジュウタンを敷きつめたような、美しい光景を取り戻したい」という熱い思いから始まりました。2001年(平成13年)4月に区役員、筵内ふる里創生委員会関係者、筵内区民などの一致団結によって取り組まれた「菜の花畑構想」が原点だそうです。

古賀市、農協、ライオンズクラブ、個人、会社等からの浄財が寄せられ、古賀市の後援も受け、市長から事業継続の願いを込めて「なの花の道」と命名されました。

翌2002年(平成14年)3月に「第1回菜の花まつり」が開催されています。

以来、2011年(平成23年)の東日本大震災による中止、コロナウイルス禍による中止がありましたが、2021年までの20年間にわたり、絶やすことなく菜の花を咲かせ続けてきました。

・毎年4月の枯れた菜の花の株の刈り取り・乾燥
・5月の種子取り
・11月の耕起・種まき
・1月極寒期の追肥作業

など、菜の花を咲かせるための地元有志のご尽力には頭が上がりません。
年を重ねるごとに「なの花の道」を訪れた人々が増え続け、今では古賀市、福岡県に誇れる「憩いの場」「癒しの場」となっています。

<菜の花よもやま話>

ところで、「菜の花」と言う言葉ですが、「菜」は食用の意味なので、「菜の花」とは食用の花を意味するともいわれます。菜の花を食べるといえば、春になると食卓に上る「菜の花の和え物」「菜の花と油揚げの出汁びたし」「菜の花の辛子醤油和え」「菜の花のおひたし」などが思い浮かびます。菜の花を見て満喫した後、ご自宅では菜の花を食べると言うのもいいかもしれませんね。

今年の「なの花まつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大が急増しているため、開催が見送られました。

<主なイベント内容>

※今年は中止となりました。
古賀東中学校吹奏楽部演奏、MMH(筵内ミュージックハウス)おもてなしステージ、津軽三味線、ひょっとこ踊り(絃楽)、よさこい古賀連(おどり)、表千家筵内組「野点」、舞オカリナ、子ども向け乗馬体験(ポニー)、にがおえ工房、なの花スケッチ大会、地元農産品販売など

古賀市「なの花の道」の見ゴロポイント

「なの花の道」の特徴は、県内有数の規模を誇る壮大な黄色いジュウタン。毎年3月中旬から4月上旬ごろ、6.0万平方mほどのエリアに約500万本とも言われる菜の花が咲きます。

「なの花の道」へのアクセス

住所:福岡県古賀市筵内
駐車場:医王寺さんが無料駐車場を開放してくださいます

九州自動車道古賀ICから車で5分程度の場所です。福岡市中心部から有料道路なしのコースで50分程度でたどり着けます。

帰りに近くのコスモス広場で野菜を買って帰るなんていうドライブコースはいかがですか?

ぜひぜひ古賀市に菜の花を見にいらしてください。

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